こんにちは!福岡県福岡市の料理代行はないさです!
今日は食材の栄養のお話♪
毎日の食事で、彩りを添えてくれる人参。
実は、切り方や調理の仕方によって栄養を損ないがちな野菜なんです。
栄養士なら学校で習うのですが、栄養系の学校でないと習うことは無い知識があります。
そこで今回は、人参の栄養を余すことなく食べるためのコツをお伝えします♪
人参に多く含まれるビタミン
人参の栄養素と言えば、美肌や風邪予防に必要なβカロテン。
しかし人参の部位によって含まれる量が違うのをご存じですか?
βカロテンは皮側に多く含まれ、外側と中心部ではなんと2.5倍の差!!
冷蔵庫に置きっぱなしにしていると、中心部から葉が伸びることがありますが、これは中心部の栄養が葉に送られてしまうからなのです。
つまり、時間が経てば経つほど、中心部の栄養は抜け、ほぼ食物繊維になってしまうというわけ。
購入した人参は、なるべく早く使うのと、一度に使い切れない時は、外側と中心部を一緒に食べる乱切りか輪切りで調理しましょう♪
人参の皮を剥くのはもったいない!
先程、人参のβカロテンは外側に向かうほど多く含むことをお伝えしました。
ということは、普段ピーラーで剥いている人参の皮は、一番βカロテンが豊富に集まっている場所。
一番栄養満点なのに、捨ててしまうにはもったいないですよね。
本来の人参の皮はとても薄く、出荷前の洗浄時にほとんど剥けてしまうので、調理前に水で洗う程度で充分です。
どうしても皮を剥きたい場合はなるべく薄く剥いて調理するのが、無駄なく人参の栄養を摂るコツです。
人参は油と一緒に食べよう
人参のβ-カロテンは体内に入るとビタミンAに変わります。
ビタミンAは脂溶性ビタミン=油に溶けるビタミン。
生の人参ではβ-カロテンの吸収率は8%程度ですが、油炒めにすると70%程度も吸収できるのです!
なので、生で食べるより、油で炒めたり、オリーブオイルで和えるのがおススメです♪
人参は食べ合わせに注意
生の人参には、アスコルビナーゼと言う、ビタミンCを壊す酵素が入っています。
アスコルビナーゼは細かくすることで活性化するので、もみじおろしを作る場合はなるべく食べる直前に調理しましょう。
また、加熱したり、酢やレモン汁を使うと働きが抑えられるので、サラダなど生食する時は、酢やレモン果汁入りのドレッシングで和えましょう。
まとめ
毎日の食卓に登場する人参ですが、意外と調理のポイントが多いですよね。
せっかく料理するなら、食材の栄養を無駄なく摂りたいところ。
普段の生活では、なかなか栄養素のことを知る機会は少ないのではないでしょうか。
『はないさ』の料理代行では、栄養素のプロである管理栄養士が調理させていただくので、旬の食材を使用し、栄養満点な作り置きをご提供いたします。
お子様の食育のためのご利用や、調理でマンネリを感じている方にもおススメです♪
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参考文献
その調理、9割の栄養捨ててます!(世界文化社)
からだにおいしい野菜の便利帳(高橋書店)
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